亀の甲より年の功|意味・例文・イラスト|小学生向けことわざクイズ068
この記事では「亀の甲より年の功」のことわざの意味や例文などを小学生向けにやさしく解説します。
イラスト付き穴あきクイズや親子会話・ほっこりするお話も掲載しています。
イラスト(クイズ用)
亀の甲より〇の功
〇に入る漢字1文字はなんでしょう?
イラストを参考にしてみてくださいね。

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ヒント:甲羅の「甲(こう)」とはちがう漢字だよ。
答えと解説はこのあと!
答え
- 答え(ここをクリック)
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正解は、「功」(こう)
「亀の甲より年の功」(かめのこうよりとしのこう)でした。
意味・由来
長年の経験によって身につけた知識や技術は、どんな立派なものよりも貴重である
ということをあらわすことわざです。
昔の人は、長生きする亀の甲羅を「長寿の象徴」として見ていました。
その亀の甲羅よりも、長い人生を歩んできた人の知恵や経験の方が価値があると考えたのです。
「鶴は千年、亀は万年」という表現もあり、亀は長生きする動物としてよく登場します。
イラスト(解答版)

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ことわざの漢字|いつ習う?
| 亀(キ(音)かめ(訓)) | → | 小学校では習いません |
| 甲(コウ、カン(音)) | → | 小学校では習いません |
| 年(ネン(音)とし(訓)) | → | 小学校1年生 |
| 功(コウ、ク(音)) | → | 小学校4年生 |
※ここでは主に使われる読み方を紹介しています
「亀の甲より年の功」の例文
1⃣ 同じレシピなのに、おばあちゃんが作ると味がちがう。長年の工夫がつまった亀の甲より年の功を感じるよ。
2⃣ 長く習字を続けている先生のアドバイスは、亀の甲より年の功だね。
3⃣ 毎年少しずつ工夫してきたからこそ、今の畑がある。まさに亀の甲より年の功だ。
4⃣ 失敗した回数もきっとたくさんあるんだろうな。だからこその亀の甲より年の功だね。
5⃣ 昔の話には、亀の甲より年の功がつまっていると思う。
親子で楽しむ「亀の甲より年の功」会話例

どうしておばあちゃんは手芸があんなに上手なの?

それはおばあちゃんのセンスもあるけど、亀の甲より年の功でもあるわね。経験があるからね。

じゃあ、私もいっぱい経験したらすてきな作品を作れる?

もちろん。経験を積めば、色々なものを作れるようになるよ。
亀の甲より年の功!

マルは家族と畑に収穫に行きました。
マルは「ぼくがラディッシュを収穫する!」と張り切っています。
小さな赤い実が土から顔を出していて、見るからにおいしそう!
ハナも「わたしもやりたい!」とはりきっています。
ところが、マルは力を入れすぎて、ラディッシュの葉っぱだけをブチッとちぎってしまいました。「あれれ?実がついてない!」と叫びました。
ハナは「葉っぱサラダになっちゃうね。」とクスクス笑っています。
おばあちゃんが「ラディッシュはね、葉っぱを持ち上げるんじゃなくて、土を少しほぐしてから抜くといいわよ。」とやさしく教えてくれました。
マルは「失敗も経験だ。次はもっと上手にできるかな。」とおそるおそる葉っぱをつかむと、お母さんは「安心して、ゆっくり抜けば大丈夫よ。」と声をかけます。
おばあちゃんのアドバイス通りに土を少しほぐしてから抜いてみると、コロンとかわいいラディッシュが顔を出しました。
「やったー!」とお兄ちゃんは大喜び。ハナも「おばあちゃん、すごい!」と拍手しています。
そこへ友達のはりがやってきて、「ぼくもやってみたい!」と挑戦することに。
最初は失敗したけれど、はりもアドバイスを聞いてうまく収穫することができました。
「サッカーだって、練習を重ねるから上手になるんだよね。」と納得しています。
その日の夜、みんなで収穫したラディッシュをサラダにして食べました。
マルは「今日のラディッシュは、亀の甲より年の功のおかげだね。」と満足そうです。
お母さんも「毎年おばあちゃんが少しずつ工夫してきたから、今の畑があるのよ。」とにこやかに言いました。
家族みんなで笑いながら食卓を囲み、美味しいサラダを食べました。
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おわりに:ことわざとイラストを楽しもう
この記事では、「亀の甲より年の功」の意味や使い方を、小学生のお子さんにもわかりやすく感じていただけるように、やさしくまとめています。
今回は、亀とおじいさんのイラストで、ことわざの世界をやさしく表現してみました。
イラストは、ことわざのイメージが伝わるよう、シンプルでわかりやすい表現を大切にしています。
ことわざの感じ方には、人それぞれの受け取り方があります。
この記事も、そのひとつとして楽しんでいただけたら嬉しいです。
例文や親子の会話は、家庭や学校など、日常のさまざまな場面を思い浮かべながら作りました。
読みながら「こんなときに使えるんだ」と、ことわざが少し身近に感じられたら幸いです。
これからも、イラストとともに、やさしいことばの世界をお届けしていきます。
小さな学びと笑顔がひとつ増えますように…
