駅弁の「牛肉どまん中」(新杵屋)レビュー:どまん中な魅力♪
はじめに:駅弁界の「牛肉どまん中」
東京駅に行くと、ついつい駅弁売り場「駅弁屋 祭」に足が向いてしまいます。
全国の肉系・海鮮系・加熱式弁当などたくさんのジャンルの駅弁がずらりと並び、選ぶ楽しさもひとしおです。
駅弁屋 祭 グランスタ東京1F中央通路エリア(改札内)
営業時間:5:30~22:00(2025年11月時点)
「駅弁屋 祭」は、全国の人気駅弁が200種類以上並ぶ駅弁のテーマパークのような存在で、見ていて楽しいですが、いつも混んでいるイメージです。
早朝から夜まで営業しているので、新幹線の出発前や帰宅時にも立ち寄りやすいのが魅力です。
その中でも、私が10年以上前に出会って以来、大好きな駅弁があります。
それが「牛肉どまん中」です。
名前からして迫力満点ですが、実際に食べてみると、その美味しさに毎回ほっこりさせられます。
山積みされた「牛肉ど真ん中」を見つけると、「やった、まだ残ってる!」と心の中でガッツポーズ。
そんな駅弁界のスーパースター「牛肉どまん中」について、レビューします。
是非この記事を味わっていただければ幸いです。
駅弁の「どまん中」に、いざ突撃!
駅弁「牛肉どまん中」とは?
「牛肉どまん中」は、山形県米沢市の老舗「新杵屋(しんきねや)」が誇る、全国的に有名な駅弁です。
山形新幹線の開業に合わせて誕生し、今では全国的に人気のある駅弁として知られています。
2025年現在の価格は税込1,620円です。
見た目からワクワク♪
まずはパッケージ。
真ん中に、堂々と「牛肉どまん中」の文字。

スリーブ式の外箱を外すと、透明な蓋の下にぎっしり詰まった牛肉とご飯、そして彩り豊かなおかずたちが顔をのぞかせます。

牛肉煮と牛そぼろがご飯を覆い尽くし、その横に煮物や卵焼き、昆布巻きなどのおかずが並んでいます。
牛肉ど真ん中の「どまん中」な美味しさ
「牛肉どまん中」のご飯には、商品名の由来にもなっている山形県産のブランド米「どまん中」が使われています。
駅弁はどうしても冷たい状態で食べることが多いですが、「どまんなか米」は冷めても硬くならず、もちもち感と甘みをキープできていると思うので、まさに駅弁向けのお米と言えそうです。
時間が経ってもご飯がパサつかず、もちもち&ふっくら感が持続しているなんて、駅弁としての完成度の高さにおどろきです。
牛肉煮&牛そぼろの二重奏
ご飯の上には、特製の甘辛ダレで味付けされた牛肉煮と牛そぼろがたっぷり。
牛肉煮は薄切りの米沢牛で、脂のコクと旨みが噛むたびにじゅわっと広がります。そぼろは細かくほぐされていて、甘辛い味がしっかりしみ込んでいます。
この二重奏が、ご飯と絶妙に絡み合い、箸が止まらなくなる美味しさなんです。
まさに「ご飯が見えないほど牛肉が敷き詰められている」状態で、食べ応えも十分です。
すき焼き風の割り下のような甘めのタレが、お肉にしっかりしみ込んでいて、冷めても美味しく感じられるポイントのひとつになっています。
おかずの昆布巻き&煮物:脇役なのに存在感あり
牛肉ど真ん中の魅力は、牛肉とご飯だけではありません。
おかずにもこだわりが詰まっています。
特に私のお気に入りは「にしん昆布巻き」。
弾力があって味が濃く、噛むほどに昆布とにしんの旨みが広がります。
小さいので、じっくり味わうのも楽しみです(笑)

他にも、小芋煮、人参煮、かまぼこ、卵焼き、桜漬けなど、彩り豊かです。
卵焼きは甘めの出汁が広がり、桜漬けはさっぱりとしたお口直しにぴったり。
どれも冷めても美味しくなるよう工夫されていて、最後まで飽きずに楽しめます。
バリエーションも豊富!でもやっぱりスタンダードが一番好き
「牛肉どまん中」には、スタンダード(醤油味)以外にも「しお」「みそ」「カレー」などのバリエーションがあります。
| ✅ しお味 | 塩ダレで味付けした牛肉煮が特徴。定番よりもあっさりとした味わいです。 |
| ✅ みそ味 | 味噌ダレで仕上げた牛肉煮がご飯にマッチ。コク深い味わいが楽しめます。 |
| ✅ カレー味 | カレー粉で味付けした牛肉煮とそぼろが、ご飯と絶妙に絡み合う一品。 2023年にリニューアルされています。 |
どのバリエーションも美味しいのですが、私はスタンダードが一番好きです。
甘辛ダレの牛肉煮とそぼろ、ご飯の相性が抜群で、「これぞ牛肉どまん中!」と感じる王道の味わいです。
まとめ:駅弁の「どまん中」で、今日も美味しいひとときを
ずいぶん前に出会って以来、あると手に取ってしまう「牛肉どまん中」。
冷めても美味しいご飯と牛肉、彩り豊かなおかず、そして写真映えするパッケージと中身。
「どまん中」な魅力にあふれています。
これからも、見かけたら手に取ってしまう駅弁です。
